カニア博士が熊本大学の研究室を訪問された頃、ブルキナファソで一番歴史の古い肝炎患者団体「SOS肝炎ブルキナ」代表のクレール・オルタンス・サノンさん(B型肝炎当事者)は、東京肝臓友の会の事務所を訪問して、交流しました。
東京肝臓友の会の行っている肝炎患者さんむけの電話相談の活動などについて、説明を受けました。オルタンスさんも患者団体の代表として、患者さんの相談にのる活動を行っています。たとえば、ウイルス性肝炎への感染が判明した方の家を訪問して、B型肝炎という病気について説明し、励まし、また、家族の方にも検査を受けてもらうなどといった支援を続けているそうです。
東京肝臓友の会の事務所では、この他、ウイルス性肝炎がどのように理解されているか、患者さんが治療ではなく薬草などに頼るのはなぜなのか、などの話題についても、同じ病気の患者さんの目線で、それぞれの国の経験や風習も紹介し、共感し合いながら、交流が行われました。