ウイルス性肝炎の克服は人類的な課題。ともに力をあわせませんか。

感染症の克服には国際的な取り組みが必要です。医療関係者や患者団体などのはたらきかけによって、ようやくウイルス性肝炎対策にも国際的な関心が寄せられるようになりました。

患者、医療関係者、行政機関等の国際的な協力は、まだウイルスを身体から排除できる治療法のないB型肝炎向けの「創薬」にとっても、きっと役に立つでしょう。

西アフリカに位置するブルキナファソ(Google マップから)

ブルキナファソから肝炎患者と研究者をお招きします。

 私たち実行委員会は肝炎患者が中心です。結成のきっかけは、2019年の夏に開かれた、アフリカでB型肝炎対策にとりくむ島川祐輔医師(パスツール研究所)の講演会に参加したことです。アフリカの状況の厳しさとともに、その患者の悩みや苦しみの中には、同じ病気ならではの私たちと共通したものがあることも感じました。
 そこで、島川先生の一時帰国の予定にあわせて、アフリカから患者団体の方もお招きすることにしました。西アフリカの国ブルキナファソから二つの患者団体の代表が来日します。

 本招聘企画は、駐日ブルキナファソ大使館のご後援もいただいております。ぜひ、現地の生の声に耳を傾けていただければ幸いです。

島川祐輔 博士 Dr. Yusuke SHIMAKAWA

パスツール研究所(パリ、常任研究員)。熊本大学特任教授。内科医、医学博士(疫学)。東京慈恵会医科大学卒業後、手稲溪仁会病院、長崎大学、国境なき医師団(MSF)などを経て、西アフリカ・ガンビアに居住しながらロンドン大学大学院(LSHTM)で疫学修士号及び博士号を取得。

アフリカで検査をしている島川先生(ご本人提供)

ドラマン・カニア 博士 Dr. Dramane KANIA

ブルキナファソ国立研究機関センター・ムラズ研究員。生物学者(医療ウイルス学)、薬剤師。患者団体「アソー・エパティット」の創立者。フランスのモンペリエ大学で博士号を取得。

Dr. Dramane KANIA ドラマン・カニア博士(ご本人提供)

クレール・オルタンス・サノン様 Mme Claire Hortense SANON

患者団体「SOS肝炎ブルキナ」代表。高校の体育教師を経て、現在は幼稚園教諭。B型肝炎キャリア。昨年亡くなったヤラ前代表の友人で、長年にわたり団体の広報担当として活躍されてきた。

Mme Claire Hortense SANON クレール・オルタンス・サノン様(ご本人提供)

「アソー・エパティット(「肝炎と戦う」の意)」Assaut contre les hépatites virales au Burkina Faso

2013年設立の無党派、非宗派、非営利の患者団体。ブルキナファソ第二の都市ボボディウラッソにおいて、B型C型肝炎の啓発や検査・治療の促進、B型肝炎ワクチンの普及、肝炎対策の充実や、患者の検査やフォローができる診療所(消化器専門医を含む医師5名体制)の運営などにも取り組んでいる。周辺国の医療従事者を集めた肝炎の研修なども行なう。

「 SOS肝炎ブルキナ」 SOS hepatites Burkina

2011年設立のブルキナファソ国内初の肝炎患者団体。WHA(世界肝炎連盟)加盟。ブルキナファソ首都ワガドゥグーを拠点として、B型C型肝炎の啓発や検査・治療の促進に取り組むとともに、保健省やWHO事務所などに働きかけるなど、アドボカシー活動を続けている。2022年末に急逝した前代表ヤラ様(B型肝炎当事者、検査技師)は、仏語圏アフリカ肝炎患者団体の副代表も務めた。

SOS Hepatites Burkina
「世界肝炎デー」の日の啓発活動のようす(SOS Hepatites Burkina提供)。
アフリカからの肝炎患者団体と研究者の招聘時期について

当初は2020年7月を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で、2023年7月に延期となりました。

後援 駐日ブルキナファソ大使館

実行委員会の代表が駐日ブルキナファソ大使館を訪問し、パスカル・バジョボ特命全権大使(当時)を表敬訪問。ご後援をいただく(2022年10月27日)

連絡先

日本アフリカ肝炎交流実行委員会

この会は、日本とアフリカのウイルス性肝炎患者の交流に関する活動を行うことにより、①アフリカと日本の肝炎患者が抱える問題に対する理解と支援の輪を広げること、②ウイルス性肝炎や肝炎患者が置かれた状況に対する関心を高め、正しい知識を普及すること、ひいては日本・海外を問わず、すべてのウイルス性肝炎患者が安心して暮らせる社会を実現することを目的とする。

〒102-0083 東京都千代田区麹町1-3-7日月館麹町ビル3階
全国B型肝炎事務所気付
メール ajhep2020@yahoo.co.jp
Facebook:fb.com/africajapanhep
Twitter:twitter.com/africajapanhep/
本実行委員会は、一般財団法人北海道B型肝炎訴訟オレンジ基金の助成をいただいて活動しています。

The Steering Committee of the Japan-Africa Hepatitis Exchange Program

Our mission:

We aim to undertake exchange programs between Japanese and African people living with viral hepatitis in order to:

1. Promote understanding of the problems faced by people living with viral hepatitis in Africa and Japan and support them to fight against viral hepatitis;

2. Raise public awareness about viral hepatitis and difficulties faced by people living with viral hepatitis by providing accurate information;

3. Build a society where people with viral hepatitis around the world can live with peace of mind.

Where we are:

The Hepatitis B Litigation Office, 3rd floor of the Nichigetsukan Kojimachi Building, 1-3-7 Kojimachi, Chiyoda-ku, Tokyo 102-0083, Japan.

The Board:

The Committee has the following board members.
1.           One Chairman
2.          One Secretary General
3.          Several Deputy Secretary Generals

The board members shall be elected by the election of Steering Committee members.

Accounting is handled by the Secretary General and Deputy Secretary Generals.

Funding:

The funds required to run the Committee’s activities will include donations, grants and contributions from the members of the Steering Committee.