世界日本肝炎デー(7月28日)関連企画にあわせて、ブルキナファソから2つの肝炎患者団体の代表が来日します。ウイルス性肝炎は、肝臓がん、肝硬変などに重症化することがあり、毎年100万人以上の方が命を落としています。特にアジア、アフリカには多くの患者が暮らしています。
それだけに、今回、世界トップレベルと言われる肝炎対策によってウイルス性肝炎克服にむけた努力を続けてきた日本の経験と、現地で肝炎対策のため奮闘する人々の知恵と経験を交流することで、SDGsの目標3「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」達成への貢献が期待されます。
ブルキナファソの肝炎団体代表は、来日中、WHOが掲げる2030年までの肝炎「排除(Elimination)」計画達成にむけた課題について、日本の肝炎患者団体、NGOなどと話し合い、関係機関にも協力を要請する予定です。また、日本の研究機関、医療機関などの訪問も予定しています。
国際保健の向上、感染症の克服にむけて、避けて通れないこの課題に、ぜひ多くの方が関心を持ってくださり、現地からの声に耳を傾けていただければ幸いです。取材のお問い合わせなどは、ajhep2020@yahoo.co.jpまでよろしくお願いいたします。
記
来日期間
7月19日(火)〜7月26日(木)
※お二人は日本からの帰国後、7月28日(金)世界肝炎デーの行動にブルキナファソで参加する予定です。
来日される方
島川祐輔 博士 Dr. Yusuke SHIMAKAWA
パスツール研究所(パリ、常任研究員)。熊本大学特任教授。内科医、医学博士(疫学)。東京慈恵会医科大学卒業後、手稲溪仁会病院、長崎大学、国境なき医師団(MSF)などを経て、西アフリカ・ガンビアに居住しながらロンドン大学大学院(LSHTM)で疫学修士号及び博士号を取得。
ドラマン・カニア 博士 Dr. Dramane KANIA
ブルキナファソ国立研究機関センター・ムラズ研究員。生物学者(医療ウイルス学)、薬剤師。患者団体「アソー・エパティット」の創立者。フランスのモンペリエ大学で博士号を取得。
クレール・オルタンス・サノン様 Mme Claire Hortense SANON
患者団体「SOS肝炎ブルキナ」代表。高校の体育教師を経て、現在は幼稚園教諭。B型肝炎キャリア。昨年亡くなったヤラ前代表の友人で、長年にわたり団体の広報担当として活躍されてきた。
講演会等の予定
・7月21日(金)記者会見(特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン主催、東京)
・7月23日(日)世界日本肝炎デー・フォーラム(日本肝臓病患者団体協議会主催、東京)
・7月23日(日)肝炎患者交流会(当実行委員会主催、東京)
お問い合わせ先
日本アフリカ肝炎交流実行委員会事務局 ajhep2020@yahoo.co.jp
(事務局長・榛田)
後援 駐日ブルキナファソ大使館
以上
企画詳細については、「About Us」もご覧ください。
(7月18日最終更新)