ご存知ですか、注目されない感染症(肝炎)が多くの命を奪っていること。

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アフリカの肝炎対策に対するコロナ禍の影響

コロナ禍はサハラ以南アフリカにおける肝炎対策にも大きな影響をあたえています。コロナ禍でのサハラ以南アフリカ諸国における肝炎対策のおかれた厳しい状況について、Lancet Gastroenterology & Hepatology誌に掲載された論文を和訳して紹介します。(印刷用PDFはこちら)

COVID-19パンデミックがサハラ以南アフリカの肝炎対策に与えた影響

2020年9月17日

Lancet Gastroenterology & Hepatology誌

 COVID-19の全世界的流行を食い止めるため、国際的な取り組みがなされている。その一方、多くの医療資源がCOVID-19対策に注がれてしまうことで、各地域において以前から問題となっていた疾患への対策がおろそかになってきており、それは低中所得国において特に顕著である。中でも、ウイルス肝炎が広く流行しているサハラ以南アフリカにおいて、肝炎対策が受けた被害の大きさは憂慮すべきである。

7月28日は世界・日本肝炎デー

 7月28日は世界・日本肝炎デーです。
 肝がん・肝硬変など、ウイルス性肝炎が原因で亡くなる方は、HIVや結核に匹敵する毎年約130万人(日本でも約3万人)にのぼります。
 国や地域によって患者の置かれた状況は異なりますが、感染予防、ウイルス検査の普及による早期発見と適切な治療は、どこでも共通した課題です。また、B型肝炎には、ウイルスを身体から排除できる治療法がまだありませんので、「創薬」のとりくみにも患者の期待が集まっています。
 ウイルス性肝炎の克服には国際的な協力が必要であり、世界でも有数の肝炎対策をすすめてきた日本の経験や力が、そのために活かされることを私たちは願っています。

肝炎デー 読売新聞『[歌手 伍代夏子さん](上)C型肝炎を克服 「特別大使」として検査の大切さを訴え』

7月28日はWHOと厚生労働省が定めた世界・日本肝炎デーです。各メディアにおいて、ウイルス性肝炎をとりあげていただいています。この機会に少しでも多くの方にウイルス性肝炎のことを知っていただき、まだ検査を受けたことのない方はぜひ一度は検査をうけて、ウイルス陽性と判明した方は専門医のもとで定期的な治療を受けていただきたいと思います。

読売新聞 医療・健康・介護のコラム 国の「知って、肝炎プロジェクト」の特別大使としてもご活躍の伍代夏子さんのインタビューです。

肝炎デー 〜毎日新聞 医療プレミア「忘れられた3億人の感染者 ウイルス性肝炎」

7月28日はWHOと厚生労働省が定めた世界・日本肝炎デーです。各メディアにおいて、ウイルス性肝炎をとりあげていただいています。この機会に少しでも多くの方にウイルス性肝炎のことを知っていただき、まだ検査を受けたことのない方はぜひ一度は検査をうけて、ウイルス陽性と判明した方は専門医のもとで定期的な治療を受けていただきたいと思います。

毎日新聞 医療プレミア「忘れられた3億人の感染者 ウイルス性肝炎」(久野華代記者)〜西アフリカのブルキナファソで肝炎とたたかう島川祐輔医師やカニア博士も取材されています。

https://mainichi.jp/premier/health/articles/20200727/med/00m/100/011000c

リーフレットを作成しました

リーフレットを作成しました。

アフリカにおけるウイルス性肝炎問題を紹介するリーフレットを作成しました。来年まで延期せざるを得なくなった本企画ですが、その期間を有効に使って準備をしたいと考えています。

毎日新聞 国際面 アフリカ

アフリカにおける新型コロナウイルス対策の課題

アフリカにおける新型コロナウイルス対策の課題について、パスツール研究所の島川祐輔先生のインタビューが毎日新聞に掲載されています。(全文を読むには登録が必要なようです)

https://mainichi.jp/articles/20200418/ddm/007/030/123000c

cherry blossoms

企画の延期について

今夏の招聘にむけて昨年から準備をしてきましたが、新型肺炎の深刻な状況をうけて、招聘時期を2021年夏に延期することにいたしました。
人口約2000万人のブルキナファソでも感染者が100人をこえ、死者も7人と増加しているそうです。大変心配しています。(実行委員会事務局より)

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固定投稿

世界にはB型肝炎ウイルスの感染者が約2億6千万人、C型肝炎ウイルスは約7千万人います。ウイルス性肝炎で亡くなる方は増加しており、2015年には全世界で134万人に上り、HIVや結核の死者を上回りました。ウイルス性肝炎には国際社会の関心が向けられてこなかったからです。

ようやく2016年の年次総会で、WHOは2030年までにウイルス性肝炎の「排除」を目指す戦略を採択しました。国連SDGs(持続可能な開発目標)の「目標3」にも取り上げられて、いま、世界的な取り組みがはじまっています。

これまでは差別的な状況も…

アフリカでは、HIVと共通のB型肝炎治療薬でも国際援助はHIV患者に限られ、B型肝炎ウイルスだけに感染している患者は対象外という状況が続いてきました。

国際社会も2030年のウイルス肝炎「排除」をめざす。

目標は全世界で、新規感染を90%、死者を65%減らすこと。

肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、病気になっても自覚症状はほとんどありません。また、残念ながらB型肝炎には身体からウイルスを排除できる薬がまだありません。そのため、新たな感染を予防しながら、感染者を適切な治療につなげて重症化を防ぐことが大切です。

しかし、アフリカなどの低所得国・中所得国では、その実施には大きな困難があります。だから、いま力をあわせませんか。

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